天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡の一つとして有名な「青蓮院門跡」。
境内は約3000坪もの広さで全て国の史跡に指定されています。
そんなに広かったら青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)の拝観所要時間ってどれくらいあったらいいのかな?って思いますよね。
今回は青蓮院門跡の所要時間や見どころ、アクセス情報をご紹介したいと思います。
青蓮院門跡の所要時間はどのくらい必要?
青蓮院門跡の拝観所要時間は約40分~60分ほどが目安になります。
青蓮院門跡には殿舎と池泉回遊式庭園とあり、ゆっくり見て回ると1時間ほどは必要だと思います。サクッと見るだけでも40分はかかる広さですね!
拝観の順番は殿舎を見てから庭園散策でそのまま出口に出れます。
ただ庭園内は階段がある場所もあるので、足の悪い方は少し気を付けてくださいね。
ちょっともったいないけど時間がなく庭園は散策せず殿舎内だけを参拝する場合は約20分~30分ほどの所要時間が目安です。
でもせっかく青蓮院門跡に行ったら風情ある落ち着いた庭園は是非散策してみてくださいね!
青蓮院門跡の見どころは?
樹齢800年の天然記念物「楠」
青蓮院門跡には天然記念物の楠が5本植えられています。
樹齢800年ほどの楠の大きさに圧倒されます!門の前にある楠2本は本当に立派!
門をくぐると素晴らしい青もみじが出迎えてくれました♪
入口に掲げられていた掛け軸。
青蓮院門跡は撮影OKな場所はお庭と内部は華頂殿なんですけど、入口の掛け軸は撮影しても大丈夫かどうか聞くとOKでした。
このありがたいお言葉を残して置きたくて。
小御所&本堂
小御所の奥に建つ本堂にはご本尊「熾盛光如来」の曼荼羅が安置されています。
本堂の裏側にあるちょっと新しい建物内には国宝の青不動画像(複製写真)が安置されています。
青蓮院門跡の見どころはたくさんあるけど、一番はやっぱり国宝の青不動明王ですね!
青不動明王は「不動明王中の不動明王」という地位を占めているだけに参拝せずには帰れません!
ただ青蓮院門跡の青不動は模写で、「将軍塚青龍殿」に青不動が祀られています。
将軍塚青龍殿への行き方は東山トレイルをハイキング(約30分)で行くか、青蓮院門跡からタクシー(約10分)で行くか、日にち限定でシャトルバスも出ているので詳細は「将軍塚青龍殿の公式サイト」を確認してみてくださいね。
宸殿
桟瓦葺きの青蓮院門跡内で一番大きな建物。庭園を散策してると最後に外観を見ることができます。
宸殿から見える庭の楠がもう立派すぎて圧巻ですね。
華頂殿
ここから眺める相阿弥作の庭は本当に圧巻!ちなみにこちらでお抹茶も頂けます♪
ポップな蓮の襖絵がお寺の雰囲気にマッチして、素敵ですよね♪
華頂殿は中の撮影がOKです。
京都らしく風情があっていいですね。
この角度から見える緑と日の光が気持ちいい♪
建物内を一通り拝観したら次は靴を履いてお庭へ。
お庭へ出るとぐるーっと一周してそのまま出口にでれます。
底辺への入口。ちょっとワクワクする造りですよね♪
龍心池
花崗岩の切石二枚で作られた美しい石橋「跨龍橋」がかかる龍心池。池の奥に見える建物は小御所です。
池の奥に続く小径へ。こもれびがいい感じです♪
これめちゃくちゃ立派なもみじの木。
初夏は新緑が美しかったけど、秋は紅葉も美しいんだろうなぁと思いながら、秋にまた拝観に訪れたいと思いました。
霧島の庭
小堀遠州作の庭園。
なんで霧島の庭なのかな?と思ってたら好文亭裏側山裾斜面の一面に霧島つつじが植えられていて、5月上旬ごろには一面を真っ赤に染める美しい霧島つつじを見ることができるそうです。
赤く染まる霧島つつじも見にきたいなぁ!
好文亭
小さな門をくぐった先に「好文亭」があります。
好文亭は後桜町上皇が使われていたご学問所。
鳥のさえずりや木のささやきを聞きながら、美しく豊かな自然の中で過ごされてたのかな?と想像してしまいました。
好文亭の先には少し階段があります。
階段の先に見えてきたのは竹林。
日吉社
左手の階段を上って「日吉社」へ。
応仁の乱後、慶長10年に再興された日吉社。
青蓮院門跡がある粟田口は京都から東海道の出口にあたるので、昔東国に向かう人はこちらで旅行の安全を祈ったそうです。
振り返るとちょっと絶景が楽しめます♪
西方浄土
三尊石(石組みの手法)を中心に西方浄土をイメージして作られた庭。
三尊と聞くと三尊天井や逆三尊と株のことを思ってしまう私は煩悩の塊。まだ修行が足りませんね。
ちなみに西方浄土は人間界から西方に十万億の仏土を隔てた所にあるといわれている極楽浄土です。
鐘楼
帰り道にある鐘楼の鐘は自由に衝かせていただけます。静寂の中に響く鐘の音は情緒があっていいですよ♪
出口付近にある親鸞聖人の歌碑
明日ありと 思う心の あだ桜
夜半に嵐の 吹かぬものかは
また明日も、今咲いてる桜が見れるだおうと思ってると、夜に風が吹いて散ってしまってるかもしれない。
つまりまた明日があるから今はいっかぁと思って油断してると機会を失ってしまうかもしれないってことですね。思った時に実行すべし。
青蓮院門跡の御朱印
青蓮院門跡の御朱印は熾盛光如来と青不動の2種類があります。
今回御朱印帳を忘れてしまったので、まだ次回に頂きたいと思います♪
青蓮院門跡のアクセス方法
バスでの行き方
京都駅から市営5系統の「岩倉操車場前行」のバスに乗って約30分、神宮道バス停で降りて歩いて約5分です。
↓ 5系統バス 約30分
神宮道バス停
↓ 徒歩5分
青蓮院門跡
5系統バスの乗り場は「A1」です。
地下鉄での行き方
京都駅から地下鉄で行く場合は、地下鉄烏丸線の国際会館行きに乗って「烏丸御池駅」で地下鉄東西線に乗り換えます。
東西線に乗って東山駅で降りて2番出口から歩いて約6分です。
↓ 地下鉄烏丸線 約6分
烏丸御池駅
↓ 地下鉄東西線 約5分
東山駅
↓ 2番出口 徒歩6分
青蓮院門跡
駐車場はある?
駐車場は参道の左手に数台分ありました。
ただ停められる台数が少ないので出来れば電車かバスで行かれることをおすすめします。
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