「ビーナスラインって、どこからどこまで続いてるの?」
そんな疑問を持つ方のために、この記事ではビーナスラインの起点・終点からルートの特徴、見どころ、所要時間、アクセス方法まで詳しく解説します!
長野県を代表する絶景ドライブルートは、茅野市から美ヶ原高原までの全長約76kmに広がり、雄大な高原や湖、美術館など見どころも満載♪
初めて訪れる方でも安心して楽しめるよう、モデルコースや季節ごとの楽しみ方を紹介しているので参考にしてみてくださいね!
ビーナスラインはどこからどこまで?ルート・起点・終点をわかりやすく解説
茅野市から美ヶ原高原まで|ルート全体像と通過エリア
長野県の中部を走る絶景ドライブルート「ビーナスライン」は、茅野市の「茅野市街地」から始まり、終点は標高2,000m超の「美ヶ原高原」まで続く全長約76kmの山岳道路です。
途中、蓼科高原や車山高原、霧ヶ峰、美ヶ原といった人気の高原リゾート地を通過し、信州の大自然を満喫できます。
マップ付き!観光エリアとドライブ所要時間の目安
ルート上には展望台やビューポイントが点在し、どこを切り取ってもため息が出るほどの絶景が広がります。
所要時間はノンストップで通過した場合でも約2時間くらいかかるけど、実際には景色を眺めたり写真を撮ったり食事や観光を楽しむ時間も含めると4〜6時間以上になります。
特に人気の高原地帯や美術館などを巡る場合は、さらに時間があった方がいいですね!
途中ビーナスラインにある蓼科湖の道の駅によったり、白樺湖に立ち寄ったり、車山高原や美ヶ原高原でプチハイキングしたりすると結構時間がいるので、どの観光スポットでどれだけ時間を使うかによって時間は変わってきます。
↑蓼科湖にある「道の駅ビーナスライン蓼科湖」のオシャレなトイレ。トイレ休憩するなら道の駅ビーナスラインおすすめです。
また道の駅ビーナスライン蓼科湖には美味しいソフトクリームも売ってます♪
↑車山高原のニッコウキスゲ。7月には美しい高山植物を見ながらプチハキングが楽しめます♪
なので、美ヶ原高原だけにしてみるとか、蓼科湖と車山高原に行ってみるとか、時間をどれだけ使えるかでプランを考えてみてくださいね。
ビーナスラインとは?アクセス・地図・基本情報
ビーナスラインの概要と特徴
ビーナスラインは、標高1,000m以上の高原地帯を走る全長約76kmの山岳道路で、長野県の自然美を堪能できる人気のドライブルート。
春から秋にかけては新緑の季節から紅葉シーズンまで、移りゆく景色を楽しむことができ、夏には爽やかな高原ドライブを堪能できます♪
沿道には四季折々の草花が咲き、雄大な山並みや湖など心癒される風景が広がっています。
一方で、冬季は標高の高い一部区間が通行止めになるため、シーズンごとの交通情報を確認することが大切です。
ビーナスラインの魅力はその無料開放にもあり、自然に囲まれながら気軽にドライブが楽しめる点でも多くのドライバーに支持されています。
アクセス方法と最寄りIC・駐車場情報
中央自動車道の諏訪ICで降り、国道299号を経由してビーナスラインに入ります。
特に蓼科や白樺湖方面へ向かう際にはスムーズなルートとなっています。
ビーナスライン上にある観光スポットには充実した無料・有料の駐車場が完備されているので、安心して車を停めて散策や観光を楽しめます。
ビーナスラインの行き方:松本方面から
車での行き方
松本駅からは297号線、67号線を使い、ビーナスラインの入口付近「美ヶ原高原美術館」まで車で約1時間ほどです。
そのままビーナスラインをドライブするなら霧ヶ峰方面まで行ってみるのもおすすめです♪美ヶ原高原美術館から霧ヶ峰まで車で約40~50分です。
バスでの行き方
松本駅からビーナスライン上にある美ヶ原高原美術館まではバスも出ています。
美術館まで行かれる方は「美ヶ原高原美術館行き」のバスに乗るようにしてくださいね。
松本駅から美ヶ原高原美術館まではバスで約90分です。
また松本駅からは美ヶ原自然保護センター(ビーナスラインとはちょっと離れている)へ行くバスもあります。
美ヶ原自然保護センターはビーナスライン上にはないのでちょっと気を付けてくださいね。
でも美ヶ原自然保護センターからビーナスラインにある美ヶ原高原美術館へはハイキングルートを通って約3時間ほどで行くことが出来ます。
またバスは運行時期や曜日が決まっているので公式サイトで確認してから行くようにしてください。ちなみに松本駅から美ヶ原高原(美ヶ原自然保護センター)までバスで約75分です。
⇒松本駅から美ヶ原高原(美ヶ原自然保護センター)までのバスの詳細はこちら
どちらのバスの期間限定なので運行時期を確認してから行くようにしてくださいね!
ビーナスラインの行き方:諏訪方面から
車での行き方
ビーナスラインは茅野市から美ヶ原高原まで約75キロを結ぶルートなので、①諏訪方面からだと美ヶ原高原へ行くのか、②蓼科高原を通って車山高原や霧ヶ峰に行くのかでルートが変わってきます。
①の美ヶ原高原へは諏訪方面からだと下諏訪駅から142号線、460号線を使って美ヶ原高原美術館へ約1時間で行くことが出来ます。
②の蓼科高原や車山高原方面へ行く場合は、茅野駅周辺から始まるビーナスラインの入口へは約25分ほどで行くことが出来ます。
蓼科高原を通って車山高原へ行く場合は、茅野駅周辺から始まるビーナスラインを通って蓼科高原までは約50分、そこから車山高原へはプラス約30分ほどです。
バスでの行き方
諏訪方面からビーナスラインへは期間限定の路線バスでも行くことが出来ます。
諏訪方面からは「上諏訪駅」からバスで白樺湖、車山高原、霧ヶ峰まで行くことが出来ます。
白樺湖・車山高原線は7月から10月中旬頃までの期間限定なので運行日を確認してから行くようにしてくださいね!
⇒上諏訪駅から白樺湖、車山高原、霧ヶ峰へ行くバスの詳細はこちら
見逃せない主要スポット
霧ヶ峰|富士山ビューの絶景高原
晴れた日には富士山を望む絶景が広がる霧ヶ峰高原は、車山高原とともにビーナスライン屈指の景勝地です。
広大な高原エリアにはハイキングコースや展望スポットが整備されており、自然散策や風景撮影にも最適!
特にニッコウキスゲの群生地として知られ、7月中旬には黄色い花々が一面に咲き誇り、多くの観光客が訪れます。
また、標高約1,600mの涼しい気候は夏場の避暑地としても人気があり、風にそよぐ草原の中でリフレッシュできます。
車山高原|360度パノラマの絶景と豊富なアクティビティ
車山高原は標高1,925mに位置し、ビーナスラインの中でも特に人気のスポット!!
頂上からは360度の大パノラマが広がり、北アルプス、八ヶ岳連峰、南アルプスまで見渡せる壮大な景観を楽しめます。
夏には高原の花々が咲き乱れ、冬はスキーやスノーボードの名所としても知られています。
また、車山湿原周辺の散策路は四季折々の自然が満喫でき、家族連れや初心者にもおすすめ。
リフトを利用すれば楽に頂上へ行けるので気軽に絶景体験が可能です。
蓼科高原|美術館と温泉の癒し空間
蓼科高原は自然と温泉が調和した人気の観光エリア。
蓼科温泉郷では源泉かけ流しの温泉にゆったり浸かりながら、四季折々の景観を堪能できます。
家族旅行やカップルの旅行先としても人気があり、高原リゾートの雰囲気に癒されるひとときを過ごせます。
美ヶ原高原|天空の美術館と絶景トレッキング
標高2,000mを超える美ヶ原高原では、まるで雲の上にいるかのような雄大な景色が広がっています。
広い草原には牛が放牧され、のどかな風景が続く中ハイキングやトレッキングを楽しむことができます。
最大の見どころである美ヶ原高原美術館は、標高2,000mの地に広がる日本最大級の屋外彫刻美術館で、自然の中に溶け込むように配置されたアート作品が訪れる人々を魅了します。
晴天時には遠く北アルプスや八ヶ岳連峰まで見渡せ、心に残る景観体験ができます。
ビーナスラインの楽しみ方
おすすめドライブルート
茅野市街地から蓼科高原、霧ヶ峰を経由して美ヶ原高原までを結ぶのが王道ルートです。
アップダウンとカーブが多いものの、道路はきちんと整備されているので比較的安心して運転できます。
途中には道の駅や展望台、カフェなどの休憩ポイントがあるのでドライブの合間に休憩も出来ます。
山岳道路ならではの迫力ある景観と広大な高原の風を感じながら、爽快なドライブが楽しめます♪
立ち寄りたい絶景&写真スポット
車山高原、白樺湖、美ヶ原高原美術館、美しの塔といったスポットは、ビーナスラインを象徴する絶景ポイントとして知られています。
どのエリアもフォトジェニックで、SNS映えする写真を撮りたい人にもおすすめ!
季節ごとの見どころとアクティビティ
春はミズバショウや山桜などの高原植物が見頃を迎え、自然散策に最適な季節です。
夏は標高の高さから涼しく快適で、避暑地として多くの観光客が訪れさまざまな花々が咲き誇ります。
秋は紅葉ドライブが人気で、黄や赤に染まった山々の絶景を満喫できます。さらに、夜には満天の星空が広がり、星空観察も人気のアクティビティです。
季節ごとの魅力を最大限に味わうために、滞在時間を長めに取るのがおすすめです。
知っておきたい注意点と準備
通行止めの確認と対策方法
11月〜4月は美ヶ原周辺など一部区間が冬季閉鎖されます。長野県道路情報の公式サイトやJARTICなどで最新の通行情報を事前に確認しましょう。
毎年ビーナスラインの公式サイトや観光公式サイトで11月上旬ごろに冬季通行止めのお知らせ情報が出ているので確認してから行くようにしてみてくださいね!
⇒ビーナスライン冬期通行規制について「霧ヶ峰へ行こう」公式サイト
標高差による運転の注意点
ビーナスラインは標高差が大きく、気温や気圧の変化に注意が必要です。特に夏でも朝晩は冷え込むことがあるので、服装や体調管理には気を付けてくださいね。
周辺の宿泊地・温泉情報
蓼科や白樺湖、美ヶ原周辺には温泉宿やリゾートホテルが沢山あります♪
宿泊して朝夕の景色や満天の星空を楽しむのもおすすめです。
モデルコースで巡るビーナスライン
日帰り|絶景を効率よく巡る満喫6時間コース
午前中に蓼科湖周辺で散策を楽しんだ後、白樺湖を経由して霧ヶ峰方面へと向かいます。
車山高原周辺でランチをし、車山高原を軽く散策♪
その後、美ヶ原高原へとドライブを続け、標高2,000mの展望スポットでの撮影や美ヶ原高原美術館の外観見学などを満喫します。
夕方には余裕をもって帰路に着くことができ、休憩や撮影を含めて約6時間で巡れる効率的かつ満足度の高いルートです。
ビーナスラインおすすめランチ
この投稿をInstagramで見る
ビーナスラインは全長75キロと長いので途中グルメも気になりますよね♪
ビーナスラインでランチをするなら蓼科高原付近に「蕎麦」や「イタリアン」などが多くあるので蓼科高原エリアがおすすめです♪
蓼科高原でのおすすめは、蕎麦だと「みつ蔵」、イタリアンだと「蓼科リストランテ イルポルト」、パン屋さんの「八ヶ岳カフェ&ベーカリー Flora & Fauna 」おすすめです♪
また車山高原や霧ヶ峰付近だと駐車場からは歩くけど「ころぼっくるひゅってや、「オステリア白樺」もおすすめです♪
美ヶ原高原だと「道の駅 美ヶ原高原」が良いですね!
1泊2日|レンタカーで巡るのんびり堪能プラン
1泊2日は実際に私が体験したプランで、ガツガツではなくのんびりドライブと絶景を楽しむプランです。
1日目は蓼科駅でレンタカーを借り、蓼科湖を軽く散策しニッコウキスゲの咲く(夏の期間限定)車山高原へ。
リフトに乗って山頂からの絶景を楽しみ、宿は蓼科高原にある「蓼科グランドホテル滝の湯」の温泉でリラックス♪
蓼科グランドホテル滝の湯旅行記ブログ!ビュッフェが美味しく緑が見える素晴らしいホテル!
2日目は蓼科高原から近い絶景の湖「御射鹿池」もおすすめです!
御射鹿池の所要時間&行き方と駐車場|東山魁夷「緑響く」のモチーフになった幻想的な絶景!
美ヶ原高原まで行く満喫プランではないので、ゆったりとしたプランが好きな方におすすめのコースです♪
ビーナスライン観光でよくある質問(FAQ)
Q:ビーナスラインは有料?
ビーナスラインは全区間にわたって無料です!
昔は有料だった一部区間も現在は無料化されているので、料金所などはありません。
気軽に絶景ドライブを楽しめる点も、多くの観光客に愛される理由のひとつですね。
Q:紅葉の時期は?
紅葉の見頃は例年10月上旬から中旬にかけてで、特に霧ヶ峰や美ヶ原周辺では鮮やかな紅葉が楽しめます。
標高が高いので平地よりも見頃が早く訪れるのが特徴です。紅葉シーズンは道路も混雑しやすいため、早朝や平日の訪問が狙い目です。
Q:冬は通れますか?
ビーナスラインの一部区間は標高が高く、11月〜4月にかけて積雪や凍結の影響で冬季閉鎖されます。
特に美ヶ原高原周辺は積雪量が多く通行止めとなる期間が長いため、訪問時期には長野県道路情報などで最新の通行状況を確認することが重要です。
⇒メルヘン街道・ビーナスライン等の冬期通行止【茅野市公式サイト】
まとめ|ビーナスラインで特別な高原ドライブ体験を♪
ビーナスラインは茅野市から美ヶ原高原まで続く全長約76kmの絶景ルート。
四季折々に移り変わる高原の風景や、美術館、温泉などの立ち寄りスポットが充実していていて、初心者からリピーターまで幅広く楽しめる魅力にあふれています!
日帰りでも1泊2日でも楽しめる柔軟な旅程が組めるのも大きな魅力です。
通行料が無料でアクセスしやすく自然と触れ合いながらドライブできるこの道は、まさに天空の絶景ドライブロード!
初めて訪れる方もこの記事の情報を参考に、無理のないスケジュールで安全かつ快適なビーナスラインドライブを楽しんでくださいね!
▽こちらもどうぞ
・【蓼科観光1泊2日モデルコース】夏におすすめの絶景ドライブコース!
・【車山高原の駐車場&車・バスの行き方】ニッコウキスゲが美しい夏観光におすすめの絶景スポット!
・【諏訪大社上社本宮の駐車場&アクセス方法と御朱印】御柱が間近に見られる荘厳なパワースポット!