652年に法道仙人の開基と言われている真言宗の寺院「荘厳寺」。
荘厳寺は黒田官兵衛ゆかりの地にあるお寺で、本堂へと続く参道がまるで熊野古道のような良い雰囲気をした苔むした石階段が絶景のスポットです!
境内には大河ドラマの主人公にもなった軍師・黒田官兵衛の「荘厳寺本黒田家略系図」見ることができ歴史を感じることができます。
今回は密かな穴場の絶景「荘厳寺」をご紹介したいと思います。
苔むした参道はインスタ映え間違えなしなので女子旅におすすめです♪人も少なくて穴場です♪
黒田庄の荘厳寺【苔むす参道が絶景】
荘厳寺は白雉3年(652年~)にインドの僧法道仙人が開基したと伝えられる観音霊場です。
荘厳寺の駐車場の右手に参道があり、旗がたっている持仏堂では立派な枯山水を見ることができます。
持仏堂の枯山水
平成の大修理で新しく作られた持仏堂。
こちらでは見事な枯山水のお庭を見ることができます。拝観するだけなら無料なので白い枯山水と奥に見える新緑のコントラストを静かに楽しみ、それから苔むした参道へ向かいましょう!
本堂へと続く苔むす参道
参道入口から本堂までは上り階段を約7分歩きます。雨が降った後とかは苔むしてるから滑りやすいから気をつけて歩いてくださいね。
あまり人も訪れないので階段の苔がめちゃくちゃきれいです。この苔むした参道はこれからも大切に保存して欲しいですね。
この先に本当に本堂があるの?って思うくらい深い緑が続きます。歩いて7分くらいだし、最初のほうは先が見えないからちょっと不安になるかもしれないけど、どんどん登っていきましょう。
階段の先のほうに何かちょっと建物らしきものが見えてきました!それにしても苔むした参道は本当に息を呑む美しさです。木の葉っぱがこすれる音、うぐいすの鳴き声、横を流れる小川の音と本当に癒しの空間です♪
参道にはイモリやトカゲがいたり、今ではあまり見なくなったカタツムリもいるので足元には気をつけて登ってみてくださいね。カタツムリがもし居たら踏まないようにお願いします。
参道の終わりが見えてきました!それほど急な上り階段ではないんですけど、苔がびっしりで滑りやすいので、上りだけでなく、特に下りは気をつけて降りるようにしてくださいね。
やっと登れた~!参道左手に鐘楼堂もあります。お賽銭箱があるのでお賽銭をしてから鐘をついてみましょう。
誰もない静かな山に響く鐘の音はなかなか風情があっていい感じです♪
参道右手には沢が流れていてリラックスできますよ。
いざ本堂へ!本堂には誰もいません。拝観する場合は事前に連絡する必要があります。
本堂は慶長16年(1611年)に建てられたもので、ご本尊は十一面観音菩薩。
十一面観音菩薩は名前にも付いてるように頭の上に十一の顔を持っていて、全ての方向を見守っておられる観音菩薩様です。
なぜ11の顔があるのかっていうと、苦しんでいる方をすぐに見つけられるように全部の方向を向いています。
十一面観音菩薩には災難、病気治癒、財福授与、勝利を得るといったご利益があります。
十一面観音菩薩の真言は「オン・ロケイジンバラ・キリク・ソワカ」。3回唱えて参拝してみてくださいね。
本堂から振り返ってみる参道もまたいい雰囲気です。梅雨の時期で雨が降った後の季節だと緑がより深く、空気も澄んでいるから新緑の季節が一番おすすめですね♪
でも周りを見てみるともみじの新緑が多かったので紅葉の季節もまた美しいんだろうなぁと思います。秋の紅葉の時期にもまた訪れてみたいと思います。
黒田庄の荘厳寺への行き方と駐車場
荘厳寺は中国自動車道の滝野社ICから車で175号線を北へ約30分行った山のふもとに位置しています。
↓ 車で約30分
荘厳寺
加古線の本黒田駅を過ぎた交差点を右折して進むんですけど、途中から道が狭くなるのでちょっと気をつけてくださいね。
車2台がギリギリ通れるくらいの広さで、前から車が来てもなんとかやりすごせるくらいの道幅です。
駐車場は荘厳寺のすぐ目の前に約20台ほど無料で停められるスペースがありました。
駐車場にはトイレも完備です。
まとめ
外からの拝観は自由で無料なので枯山水と苔むした参道を見に是非立ち寄ってみてくださいね。
熊野古道の参道にも負けないくらい美しく苔むした参道は必見です!
距離は歩いて7分くらいと短いけど、緑深い苔むした参道に横を流れる沢の音を聞きながら歩く時間はものすごく気持ち良いし、何より誰もいないからプライベート感たっぷりで穴場の絶景スポットでした♪
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