関西でも随一の桜の名所と言われている「吉野山」。
奈良県の中央部に位置する吉野山はシロヤマザクラをメインとした約3万本の桜が山の麓から山頂まで咲き乱れ一目千本とも言われています。
吉野山といえば下千本、中千本、上千本、奥千本と山全体で桜を楽しむんですけど、なんせ範囲がめっちゃ広い!
だけに初めて吉野山の桜へ行かれる場合「所要時間ってどのくらいあったほうがいいのかな?」「初めて行く場合のおすすめの回り方とかってあるのかな?」
って思いますよね。
今回は吉野山の桜の所要時間と行き方、混雑具合やおすすめの回り方をご紹介したいと思います。
吉野山の桜の行き方
大阪駅から吉野山がある最寄り駅の吉野駅までは、JRと近鉄電車で約2時間20分です。
↓ 環状線 17分
天王寺駅
↓ 徒歩 3分
大阪阿倍野橋駅
↓ 近鉄急行吉野行 1時間半
吉野駅
↓ 徒歩1分
千本口駅
↓ ロープウェイ
吉野山駅
大阪駅から吉野山までは、先ず環状線に乗って天王寺駅へ行きます。天王寺駅で近鉄電車に乗り換えて吉野行の急行に乗ります。
近鉄では特急電車でもいけるけど、急行のほうが安いし乗り換えもしなくていいから、吉野行きの急行があったら急行のほうが安くておすすめです。
急行でも乗り換えせずに吉野駅までいけるし安いから言うことなしですね!
でももしもっと吉野山へ行く雰囲気を盛り上げたいなら、観光列車の「青のシンフォニー」もおすすめです。
乗車券にプラス730円で大阪阿倍野橋駅から吉野駅まで優雅な気分で行くことができます。車内はオシャレだしホテルメイドのケーキセットや軽食も楽しめるから、観光気分が盛り上がること間違いなしですね!
下に見える道路がロープウェイを使わないで登るルートです。吉野駅から出ているロープフェイに乗らない場合は、歩いて20分ほどでロープウェイ吉野山駅に行くこともできます。
吉野山の桜の所要時間は?
吉野山の桜の所要時間は回り方によって全然違ってきます。なんせ山全体を見るからバスを使わなかったらめっちゃ歩きます。
今回は歩いた場合とバスを使った場合の所要時間3~4時間の回り方をご紹介したいと思います。
所要時間3時間の回り方 中千本まで(歩くコース)
所要時間3時間の吉野山の桜の回り方は、中千本まで歩くコースです。中千本までバスもあるけど、ゆっくり歩きながら桜も楽しみたい方におすすめのコースです。
↓ 徒歩10分
金峯山寺
↓ 徒歩10分
勝手神社
↓ 徒歩30分
塔尾山 如意輪寺 :中千本(30分)
↓ 徒歩30分
弁慶でカフェ (30分)
↓ 徒歩15分
吉野山駅(ロープウェイ)
中千本がある如意輪寺までは歩いて行くと途中からアップダウンもあってちょっとしんどいんですけど、如意輪寺からの吉野山の桜の景色は本当に絶景!
もし歩くのがしんどいって方は吉野山の中を走るバスでも行くことができます。
ここからは写真付きで中千本までご紹介していきますね。
満開の時期に行くと山全体が桜色に彩られてて絶景ですね~♪
屋台も色々出てて買ってみたのは「たけのこ焼」。これ美味しかったです!!
見上げれば満開の桜。キレイですよね~。
鮎の塩焼きも所々ありました。
お食事所も沢山ありますね。週末でも11時台の早い時間だと結構まだまだ席もありました。
ここの柿の葉寿司は有名のようでものすごい行列でした。
ロープウェイ駅から金峯山寺蔵王堂までは歩いて約10分。さらに中千本を目指し、先へ進みます。
時間に余裕があったらお店のテラス席で桜を眺めながらランチとかいいですね♪
道の両脇にはお店が沢山立ち並んでいました。
右に行くと勝手神社、左に行くと如意輪寺との別れ道があり、中千本がキレイだと聞いていたので如意輪寺方面へ行きます。
いよいよハイキングコースっぽくなってきました。ここから先はお店はありません。
しばらく下り坂が続きます。
中千本の桜と遠くに見える上千本の桜。本当に吉野山はどこをみても桜さくら、サクラです。
ここから如意輪寺までは上り坂が続きます。最後の難関ですね。
中腹部からの景色。やっぱり高さが出ると奥行きもあって絶景ですね。
最後の階段をヨロヨロになりながら登りなんとか如意輪寺に到着!
如意輪寺にはお茶処がありこちらでお抹茶とお菓子を頂きました。
如意輪寺のお茶処からの景色。座敷でのんびりできて桜を眺めながらお茶を楽しむことができます。めっちゃゆっくりできるのでおすすめです♪
向かいにはさっきまでいた建物が見えますね。この距離を歩いてきたんだとちょっと感動。
そして如意輪寺のもう1つの見所といえば、見事な枝垂れ桜。
棟と桜のコントラストがいいですね。如意輪寺を後にし、ロープウェイ駅の近くのお茶屋で最後の休憩をしに「弁慶」へ。
比較的すぐに入ることができたのでラッキーでした。弁慶にも窓際の席からだと桜を眺めることが出来るんですけど、あいにく内側の席でした。
そして吉野といえば葛餅(写真は抹茶のくずもち 750円)。
もちもち食感のあっさり葛餅で疲れが癒されました。
所要時間4時間の回り方 奥千本まで(バスで満喫コース)
奥千本まで行かれる場合は、吉野山駅からバスに乗ってから行かれることをおすすめします。
というのも吉野山駅から奥千本エリアの金峯神社までは、歩いて片道約1時間20分ほどします。歩くとめっちゃ遠いです(笑)
往復するだけで3時間するので、所要時間4時間では行ってすぐ帰ってくるだけで精一杯。
でもバスを使うと片道20分ほどで奥千本口のバス停まで行くことができます。
ただ吉野山駅から出ているバスは1時間に1本。これだと効率よく回れないですよね。
4月の桜の季節には竹林院前から奥千本口まで別のバスが1時間に2本運行しています。なので所要時間3時間で中千本、奥千本まで行かれる場合は竹林院前から出ているバスも上手に使って行くようにしましょう。
ただ桜の見ごろの週末、奥千本へ行くバスには行列がすごい出来てるので奥千本まで行かれる場合は、早めの行動をおすすめします。
↓ バス 6分
如意輪寺口バス停
↓ 徒歩15分
如意輪寺(観光所要時間:30分)
↓ 徒歩15分
如意輪寺口バス停
↓ バス 14分
奥千本口バス停
↓ 徒歩20分
奥千本 金峯神社&西行庵(観光所要時間:30分)
↓ 徒歩20分
奥千本口バス停
↓ バス 13分
竹林院前バス停
↓ 徒歩20分
吉野山駅
もし奥千本口バス停から吉野山駅へ行くバスに乗れたら一番ベストなんですけど、乗り過ごしてしまった場合は竹林院前バス停まで行くバスに乗って、そこからロープウェイ駅まで歩いて行くと効率よく回ることができます。
吉野山の桜季節の混雑具合は?
吉野山の桜が見ごろの週末の混雑具合は、もうびっくりするくらいすごいですよ!
いつもの静かな通りとは打って変わって「ここは京都?」と錯覚するくらい人でごった返しています。
どれだけの人がくるかというと、吉野山の桜のピークの時には駐車場に100台以上の観光バスが来ます。
1台30人としても、バスツアーのお客さんだけでも3000人もの人が吉野山にほぼ同じ時間帯に居ることになります。
吉野山の桜って何もバスツアーだけじゃなく、車で来られる方もいるし、電車で来られる方もいます。
しかも吉野山の道ってそれほど広くないから、カフェやお店があるエリアは混雑していてすごい人です。
なのでもし吉野山へ桜のピーク、しかも週末に行かれる場合は、出来ればランチとかは早目に入られるか、事前に軽く済ませてからお昼のピークが過ぎた時間に軽くお店に入るってくらいで行かれることをおすすめします。
バスツアーとかだったらお弁当が出るならバスの中で食べてしまったほうがいいです。吉野山に着いてからだと、ベンチとかあんまりないし、レジャーシートを持っていってっていっても人がすごいしあんまり座れる場所もなかったです。
吉野山の桜っていつまで見れる?
吉野山の桜は3月下旬ごろから開花し、4月上旬から4月下旬ごろまでと比較的長い間桜を楽しむことができます。
山全体に桜が広がってて、下千本、中千本、上千本、奥千本と4つのエリアで桜が見れるんですけど、標高が低い下千本は3月下旬頃から開花して、標高が高い奥千本だと4月中旬からその年の開花時期や寒さにもよるんですけど4月下旬、長くて5月上旬まで見れることもあります。
でも大体4月下旬までですね。
山全体の桜をキレイに見るなら4月初旬から4月中旬か長ければ下旬辺りまでの長い間、桜の見ごろが続きます。
まとめ
吉野山の桜の所要時間は、中千本までなら3時間もあればゆっくり見て回ることができます。
奥千本まで行かれる場合は、バスを使って4時間ほどの所要時間があるといいですね。
ゆっくり見たい方は歩いて中千本エリアの如意輪寺でまったりするのがおすすめだし、がっつり中千本も奥千本も見たい!という方はバスを上手に使って回ると吉野山の桜を満喫することができますよ♪
ただバスの運行本数が少ないので上手に計画してから行くようにしましょう!
奈良の桜といえば又兵衛桜もおすすめです♪
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