東福寺の塔頭で春と秋の短い期間だけ特別公開されている国宝の「龍吟庵」。
応仁の乱の時に燃えずに残った方丈が国宝で、境内には重森三玲さん作の3つのお庭があります。
龍吟庵を拝観するには特別公開の時しか見れないので春または秋に東福寺に行かれた際には龍吟庵もあわせて拝観してみてくださいね!
今回は龍吟庵の御朱印と見事な庭園をご紹介したいと思います。
龍吟庵の御朱印
龍吟庵の御朱印は書き置きのみで400円です。
正法眼蔵とは正しい世界の見方、悟りの真実で悟りそのものをあらわすそうです。
値段:400円
龍吟庵の御朱印は龍吟庵が特別公開されている時にしか頂くことができないので、東福寺と東福寺の塔頭の御朱印を集めるなら特別公開の時に行かれるといいですよ。
龍吟庵の庭園が見れるのは特別公開時のみ!
龍吟庵は東福寺の裏にひっそりとあります。
東福寺には通天橋・臥雲橋・偃月橋の3つの橋が架かっているのですが、龍吟庵に行く橋は「偃月橋」。
通天橋・臥雲橋は観光客がよく渡る橋なので架け替えもされているそうなのですが、偃月橋は龍吟庵が公開されている時にしか渡らないと思います。
だからかどうかはわらないのですが、話し手さんの話によると慶長8年にかけられた当時のままの橋だということです。
龍吟庵は拝観料500円でガイドさんによる解説付きです。
入り口で靴を脱いで建物内に入ります。建物の中は写真撮影は禁止ですが、外側のお庭は撮影大丈夫です。
1つめのお庭「無の庭」。方丈正面の南にある庭。草木1本も生えていない白砂敷きのお庭です。白砂にも動きがなくまさに「無」を表現していますね。
2つ目の庭「龍の庭」。黒雲の間から昇天する龍の姿を3つの岩で表現しています。黒と白の2色の石を使った庭はなかなか珍しいですよね。
青石で龍の頭を、白石で海、黒砂で黒雲を表しています。
紅葉の季節は白黒の庭に赤く染まるもみじのコントラストが綺麗なんでしょうね~!
雷雲模様の竹垣。1つめの無の庭の竹垣にも稲妻のデザインが描かれていますが、こちらの稲妻はデザインが異なります。
開山堂の扁額。中は非公開ですが12月のいつだったか忘れたんですけど1日間だけ限定公開されるそうです。
赤い砂が特徴的な3つめの「不離の庭」。
不離の庭は大明国師が幼少の頃、当時不治の病で山に捨てられて狼に襲われかけたところ、白黒の二頭の犬が現れて大明国師を守っている様子を表現しています。
珍しい赤石は鞍馬から持ってきた赤石とのことです。赤石がより赤く見えるのは雨が降った時。特別公開の間に雨が降ってたらチャンスですね!
普段お寺とかは解説付きではないので、龍吟庵のガイドさんによる解説は背景がよくわかってよかったです!
龍吟庵のアクセス
龍吟庵のアクセスはJR東福寺、京阪東福寺駅から徒歩11分です。東福寺までが歩いて10分で、東福寺から少し奥に入った所に龍吟庵があります。
東福寺の方丈庭園の右横を進むと龍吟庵があります。特別公開している時には特別公開の看板が出ているのでわかりやすいと思います。
まとめ
特別公開の時にしか見ることができない龍吟庵。御朱印も特別公開の時にしか頂けないので、御朱印を頂く場合は特別公開の季節を狙っていく必要があります。
龍吟庵の特別公開は春と秋の年2回。私のおすすめは紅葉も楽しめる秋ですね!
龍吟庵へ行かれる時には東福寺や勝林寺もあわせて参拝してみてくださいね。
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